ISBN:408630306X 文庫 山形 石雄 集英社 2006/07 ¥600
戦う司書シリーズ4巻目。死者の本を届ける謎の存在ラスコール・オセロを追う話。
今までは思念を飛ばす連絡役として後方支援役に徹していたミレポックがこの巻の主役。
敵対勢力である神溺教団の裏切り者も出てきて、その描写により教団の謎の一部が明かされたのには満足。ストーリーというか文章の運び方にも前巻と変わらず安定した面白さがあった。
終盤の戦闘も頭を使って戦略を練り、敵を油断を誘って勝利というのには好感。
ただ、最後のどんでん返しで、結局は○○の手のひらの上の出来事だったというのがあまり好きじゃない。その展開自体はなんとなく予測できてたしいいのだけど、ミレポックがそれに気付かないままっていうのは何もストーリーが進んでないということで、この先の話の発展性を狭めたんじゃないかと不安。
1巻>3巻>2巻=4巻 という具合に個人的な好きさが上がり下がりしているので、5巻には期待かな。
8/10
戦う司書シリーズ4巻目。死者の本を届ける謎の存在ラスコール・オセロを追う話。
今までは思念を飛ばす連絡役として後方支援役に徹していたミレポックがこの巻の主役。
敵対勢力である神溺教団の裏切り者も出てきて、その描写により教団の謎の一部が明かされたのには満足。ストーリーというか文章の運び方にも前巻と変わらず安定した面白さがあった。
終盤の戦闘も頭を使って戦略を練り、敵を油断を誘って勝利というのには好感。
ただ、最後のどんでん返しで、結局は○○の手のひらの上の出来事だったというのがあまり好きじゃない。その展開自体はなんとなく予測できてたしいいのだけど、ミレポックがそれに気付かないままっていうのは何もストーリーが進んでないということで、この先の話の発展性を狭めたんじゃないかと不安。
1巻>3巻>2巻=4巻 という具合に個人的な好きさが上がり下がりしているので、5巻には期待かな。
8/10
コメント