ISBN:484023504X 文庫 白川 敏行 メディアワークス 2006/07 ¥578

4巻目。レイスハンターになるために、インターンとしてマレー半島で企業での実習。
前巻までを読んだときも思ったけど、設定のおもしろさにストーリーが追いついてない。ウィルスで生態系が変異した世界で、その生態系を調査するレイスハンターという職がありそれに付随する設定がたくさんあるのに、ストーリーの本筋は主人公の悩みとか強敵とバトルとか、そこそこ面白いけどありきたり。私がワクテカしてるのは宝石蛸の産卵場所とかエルドラド・シャークの繁殖地とかそういう単語を使った話なんだよ。

あと絵はやっぱ微妙。もっとおっさんを渋く描いてくれないかなぁ。
巻を増すごとに新キャラが大量に出てくるので、把握するのに一苦労。というかストーリーも大して進んでないし、この巻は5巻のためのキャラ紹介という感じ。
それにしても菱緒とお嬢の浮きっぷりは異常。シリアスな場面を読んでいたら、唐突に場面が変わって主人公でもないのにラブコメをかましていく。この巻では主人公でさえラブコメしてないのに違和感ありまくり。ラブコメだけ単体として読むならおもしろいかもしれないけど、この話では雰囲気を壊している気がする。

8/10
 

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