魔王の憂鬱

2006年8月16日 読書
ISBN:4289501311 文庫 相川 直樹 新風舎 2006/08 ¥791
自ら封印されて勇者の出現を待つ魔王ゾルガディウス。その魔王が召喚した勇者は、おてんばな女子高生ミユキだった。女子高生、魔界、勇者、魔王…その関係は? めまぐるしく展開するストーリーと逆転の発想、思いもよらないアイテムが結びつくとき、人類の未来とすべての謎が明らかになる! 
第7回「新風舎文庫大賞」大賞受賞作。
新星が出現した!

たまにラノベを出す新風舎文庫の本。

異世界に召喚された女子高生勇者を最強として描くために、勇者を強くするんじゃなくて異世界の人間や魔物を弱くするという逆転の発想を取り入れたファンタジー。人並み以上の体力を持つ人間が3時間歩き続けることが正気の沙汰でなかったり、王国騎士団長が5kgの重りを持ち上げられなかったり、異世界の人間ひ弱すぎ。(笑) 魔物の強さもそれに準じてる。
そのことがのちのシリアス展開にかかわってきたりもするけど、勇者が現れないので魔王が勇者召喚したり、勇者がありきたりな世界観にツッコミ入れたりと基本的にはコメディ路線。
いくつか?と思う設定はあったけど、まあコメディだからということで楽しく読ませてもらいました。

しかし新風舎はこれを大賞受賞作にしてるけど、他のラノベの小説賞と比べると違和感あるなぁ。
一般小説を読む人からは敬遠されそうだし、ラノベ読みには知名度低そうだし、売れるんだろうか?

8/10
 

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