ISBN:4757722893 文庫 桜庭 一樹 エンターブレイン 2005/05 ¥672
山野内荒野、12歳。“恋愛小説家”のパパと、年若き“ばあや”と暮らしている。中学入学式の日、荒野は一人の少年と出会い、衝撃的な胸のドキドキを体験する。少年・悠也がクラスメートだと知って嬉しい荒野だが、彼の氷のような視線に戸惑う。好きってどういうこと? 恋ってなぁに? 未知なるものとの遭遇にまだコドモの荒野はオタオタするばかり。そんな荒野が、ついに“恋のしっぽ”をつかまえて――。一人の少女の恋の軌跡を描く『恋の三部作』第一作。

恋愛未満の恋愛小説。中学生の主人公が感じている気持ちは一体何なのか、これが恋なのか。内面の感情や周りの環境に戸惑う女の子の心理描写が上手くかけていると思う。
ところで随所に桜庭一樹らしい表現が溢れている。例えば叫ぶと書くところを吠えると書いたり独特な感性だ。
話はいいところで終わってるので、次巻に期待。

7/10
 

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