シャーロットはガラスの靴の夢を見るか
2006年7月9日 読書
ISBN:4797335815 文庫 都築 由浩 ソフトバンククリエイティブ 2006/05/12 ¥620
アンドロイドが徐々に普及し始めている時代、アンドロイドばかりを狙う窃盗団によって誘拐されたシャーロットがどんな運命を辿ったのか描いた話。
初めカラーイラストの、メイド服を脱がそうとしている小学生を見たときはこのクソガキがと思いましたが、読んでみるとそんな描写はほとんどなくて安心。
シャーロットが行き着く先で出会った人々の人間ドラマは丁寧に書かれている印象を受けました。アンドロイドが普及した時代の問題点をそれなりに良く考えていると思います。ただ、丁寧だったけどもうちょっと量がほしかったかな。
おおっ、と思うような描写はなかったですが、地味な佳作という感じ。嫌いじゃない。
7/10
昂一は、両親に買ってもらった少女型アンドロイドに「シャーロット」と名付けた。
優しく姉のような彼女と幸せな時を過ごしていたが、ある日何者かによってシャーロットが誘拐されてしまうのだった。
昂一は必死でシャーロットの行方を捜すが、見つかることはなかった。
誘拐した一団にメモリーを消去され捨てられたシャーロットは、持ち主のしれないアンドロイドとして、新しい主人を迎えるが、彼女には、消されたはずのメモリーに残る誰かの記憶があったのだ。
運命に翻弄されるシャーロット。
彼らは再び巡り会うことが出来るのか…。
アンドロイドが徐々に普及し始めている時代、アンドロイドばかりを狙う窃盗団によって誘拐されたシャーロットがどんな運命を辿ったのか描いた話。
初めカラーイラストの、メイド服を脱がそうとしている小学生を見たときはこのクソガキがと思いましたが、読んでみるとそんな描写はほとんどなくて安心。
シャーロットが行き着く先で出会った人々の人間ドラマは丁寧に書かれている印象を受けました。アンドロイドが普及した時代の問題点をそれなりに良く考えていると思います。ただ、丁寧だったけどもうちょっと量がほしかったかな。
おおっ、と思うような描写はなかったですが、地味な佳作という感じ。嫌いじゃない。
7/10
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