ラキア

2006年6月17日 読書
ISBN:4840234450 文庫 周防 ツカサ メディアワークス 2006/06 ¥641
 その日。
 高校生の水戸貴壱は、セットした覚えのない目覚まし時計で起きた。ダイニングに降りると、何故か昨日とまったく同じ日が始まっていた。
 不審に思った貴壱は、「同じ日を繰り返している」ことを周囲に話すが、まったく相手にされない。
 困惑しつつも学校に登校するが、やはり状況は変わらないまま。そして、次の日も「昨日」と同じだった。
 そんな中、貴壱の同級生・上木麻衣も自分と同じ境遇であるらしいことが分かり…。
 リピートし続ける世界に巻き込まれた、男の子と女の子の物語。

とりあえず7ページのカラーイラストがエロいことしてる絵に思えてしまう私は心が腐っていますね。
 
 
繰り返す7月1日に嵌まった少年少女を描いた連作短編。
いやループ物というネタはやっぱおもしろい。1つ目と4つ目の話は最後が?になってわかりづらかったけど、2つ目と3つ目の話はループを上手く取り込んで程好い感じの青春小説に仕上げていました。登場人物たちのループに関する考察もまあ満足。

しかしこれ続き出るのか……。たしかに重要人物っぽい表紙のえらそかわいい女の子についてはほとんど何も語られていないけど、これ一冊で終わっといてもいいような。次巻がグダグダになってしまわないかちょっと不安。

7.5/10

関係ないけど絵師の生年月日が私と一緒だった。同い年の人がラノベに携わってるのを考えると、うらやましいよなぁと思う今日この頃。
 

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索