ISBN:4829163550 文庫 田代 裕彦 富士見書房 2006/06/10 ¥588
田代裕彦の新刊は怪異モノ。前シリーズや前々シリーズがおもしろかっただけに期待をしてたんだけど……残念ながら期待してたほどには楽しめなかった。
ザシキワラシに対する考え方とか舞台設定のほうは良かったんだけど、キャラがよくない。主人公と先生の絡みとかやたらハイテンションなんだけど、無理やりハイテンションっぽいキャラを書いているようで読んでいて疲れる。作者の人はこういうキャラを書くのにあまり向いていないんじゃないだろか。あと私は眼鏡好きではないのでドジっ子のヒロインは関してはノーコメント……。
5.5/10
「小澤さんは“四つ辻の会”に…わたしに―必要な人なんです!」
目の前の少女は、力強く言う。
(…これで、三回目だな)
麻我部中央英森学園に入学した小澤哲。部活見学の途中、古めかしい図書館に迷い込んだ哲は、オカルト同好会・四つ辻の会を主宰する宮守みこという少女と出会う。執拗に哲を勧誘するみこだが、みこはクラスメイトから“狭間の住人”と呼ばれる変人だった。
「“四ツ辻ノ会”のページを埋めてはいけないんです。怪異を溢れさせてはいけないんです」
巷に流布する怪異が記された奇書“四ツ辻ノ書”。そのページが全て埋まる時、彼岸と此岸の境がなくなる―。みこは、それを阻止するために四つ辻の会で妖怪退治を続けていると言う。オカルトに半信半疑な哲だが、顧問に丸め込まれ、会に持ち込まれた「妖怪退治」に協力することになるのだが―?
四つ辻は、異界と現界が交わる場所。
“四つ辻の会”は、彼岸と此岸をつなぐ会―。
田代裕彦の新刊は怪異モノ。前シリーズや前々シリーズがおもしろかっただけに期待をしてたんだけど……残念ながら期待してたほどには楽しめなかった。
ザシキワラシに対する考え方とか舞台設定のほうは良かったんだけど、キャラがよくない。主人公と先生の絡みとかやたらハイテンションなんだけど、無理やりハイテンションっぽいキャラを書いているようで読んでいて疲れる。作者の人はこういうキャラを書くのにあまり向いていないんじゃないだろか。あと私は眼鏡好きではないのでドジっ子のヒロインは関してはノーコメント……。
5.5/10
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