神栖麗奈は此処にいる
2006年5月9日 読書
ISBN:4840232385 文庫 御影 瑛路 メディアワークス 2005/12 ¥641
電撃のイラストなしラノベ。
かかわった人間が皆死んでいく神栖麗奈という人物を巡るサスペンス。
わりときっちりした感じで、その気になれば一般文芸のほうにも越境できそうな文体。
個々の「事件」はともかく、全体としての「現象」が終わっていないというのはラノベとしては珍しいかな。続刊ではその辺の補完がされるんだろか。
どうでもいいですが、一話目の語り手(人付き合い苦手の本読み)には非常にシンパシーを感じてしまいました。
8/10
彼女は、【わたし】の親友。陸上部に所属していて、クラスは違うけどいつも一緒に下校している親友。
彼女は、【僕】の家族を殺した憎い仇。僕は彼女を許さない。僕の家族を殺してなおのうのうと生きている彼女を許さない!
彼女は、【わたし】の仲間。人型エネルギーを消すため……世界の危機を救うために一緒に戦う仲間。
彼女は、【俺】の……
彼女は、いつもおかしいくらい美しい微笑みを浮かべている。
彼女は、【あなた】にとっての、何……?
電撃のイラストなしラノベ。
かかわった人間が皆死んでいく神栖麗奈という人物を巡るサスペンス。
わりときっちりした感じで、その気になれば一般文芸のほうにも越境できそうな文体。
個々の「事件」はともかく、全体としての「現象」が終わっていないというのはラノベとしては珍しいかな。続刊ではその辺の補完がされるんだろか。
どうでもいいですが、一話目の語り手(人付き合い苦手の本読み)には非常にシンパシーを感じてしまいました。
8/10
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