ISBN:4840224579 文庫 有沢 まみず メディアワークス 2003/09 ¥578

私は読書するときには頭の中で音読しながら場面を想像して読むという読み方をしているのですが、この本はこんな場面なんて想像したくねぇぇーという描写がたくさんありました。具体的にいうと犬寺の話。
 廊下から雪崩れ込んできたのは筋肉の固まりだった。空手着、フンドシ、ジャージ。汗苦しい。暑苦しい。
 舌を出し、喜び、息を切らし、我先に襲いかかってくる。
(中略)四つん這いの男たちはちゃっちゃっと爪音を立てながら追いかけてきた。興奮したあんどれあのふまで吠えている。どうやら、みんな啓太に歓迎の意を表明したくて仕方ないらしい。
 彼を押し倒し、その頬を、口元を舐めたがっている。
 その無心な目。
 清らかな笑顔。全てが死ぬほどおぞましかった!
こんな感じ。このあとには捕まってヤられちゃった場面もあるのですが、ここでは引用しません。興味のある方は御自分で確かめてみてください。そういやアニメではさらに視覚的衝撃が強い仕上がりになってましたね。

お口直しにスクール水着とか……を着てる野郎を想像しても何も楽しくないもんっ。作者の人はもっとようことなでしこにハァハァできる展開を用意しろーっ。……いやあったけどね。

7.5/10
 

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