ISBN:4044710066 文庫 十文字 青 角川書店 2006/03/31 ¥680

その性質上ライトノベルではファッキンおもしろいと形容できる作品がほとんどありません。
と、前置きしたところでこの薔薇マリがそういう方向性の作品かといわれると実は微妙で、さしずめプチファッキンおもしろいといったところ。なんにせよ女の子が「この売女!」とか「娼婦のくせに!」とか「メスブタ! さわるな!」とか喋ってくれる作品はなかなかないので嬉しいかぎりです。
 
 
前巻と舞台が変わって海辺の港町が舞台。やばい宗教の人たちにナワバリ荒らされたので復讐しようぜッとマフィアの人たちとその他が頑張る。というのが大きな粗筋。たぶん。次巻に話が続いてるので、もうちょっと待ってから読んだほうがよかったかも。

なんと前巻までの主人公たちはほとんど出てきません。正統派ダンジョンファンタジーはどこ行ったんだー!
あーでも数少ない登場シーンのなかでも良かったシーンはありました。マリアが、仲間に囲まれて笑っていられるという今の状況の心地よさに、生まれてきたことを感謝する描写。やばい惚れる。9点はこの場面のせいです。

新キャラはかなり多くて把握するのが一苦労。新しい人物が出てくるたびに登場人物紹介を見てました。

作者はたくさんの人間が動く戦闘が好きなのか、ラストバトルは今回も多人数対多人数戦闘。今はまだいいけど、このままではマンネリ化するんじゃという危惧。

9/10
 

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索