ストロベリー・パニック!〈1〉
2006年3月24日 読書
乙女の聖域に秘められた恋……。『シスター・プリンセス』の公野櫻子氏が、正統派百合ノベルを華麗に書き下ろし。舞台は、名門お嬢様学校が3校建ち並ぶ、緑豊かなアストラエアの丘。ごく普通の15歳の少女・蒼井渚砂は、3校の中で最も伝統ある聖ミアトル女学園に編入し、3校の寄宿舎・いちご舎へと入寮する。
桜の花びらが舞い散る、登校初日。渚砂は最上級生の花園静馬と出会い、その麗しさに息を呑む。“エトワール”の弥号を持つ静馬は、全校生徒から憧憬の視線を浴びている至高の存在。そんな静馬に気に入られた渚砂は、恋と波乱の女子校ライフを送ることに……。
マリみてみたいなのを期待して読んだら痛い目を見るであろう百合スト向け作品。こちらの女の子は肉欲があります。あとハートマークも多いです。
前半は読みにくかったですが、後半は普通に読めました。
ストーリーは普通。ド直球な百合がこの話の売りなのでしょうがこっちにももっと力を入れてほしかったところ。
それで肝心の百合はというと、ここまで直球な百合は私の好みとは少々外れていることがわかりました。私はもうちょっと奥ゆかしい百合が好きなようです。でもこの作品の百合が楽しめなかったわけではないです。
気に入ったキャラは玉青と夜々。どちらも好きな子を上級生に取られかけている報われなさそうな百合娘。主人公格のキャラよりもこういうサブキャラに魅力を感じました。
6/10
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