狼と香辛料

2006年3月2日 読書
ISBN:4840233020 文庫 支倉 凍砂 メディアワークス 2006/02 ¥620

 行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。
「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」
 老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。
 そんな二人旅に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが――。
 第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作!


ケモノ耳ですよケモノ耳! もちろんしっぽも完備!
耳がひくひくとかしっぽがわさわさとか、あぁもう!


と、そんな感じの話でした。主観で

中世ヨーロッパ風の世界観で、ラノベには珍しく、剣と魔法ではなく商売や経済をネタにした話でした。新人だからか文章に多少硬い点が見受けられましたが、ストーリーそのものには満足。古風な口調で話す狼娘も魅力的。
次回作にも期待できそうです。

9/10
 

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索